めぐろうらいふ

クライミング歴2年、初心者を脱しようとしているクライマー。怪我なく楽しく遊ぶがモットー。クライミングと日々の遊びを記録。

【激しくネタバレ】初心者向けインド映画。バーフバリ伝説誕生・王の凱旋。間延び感凄いのに先が気になる感がさらに上回る異常作品

インド映画「バーフバリ伝説誕生」とその続編、「バーフバリ王の凱旋」の感想です。

激しくネタバレしますので観てない人は要注意でお願いします!

 

1・2を一気見しました!

バーフバリ伝説誕生(吹替版)

バーフバリ2 王の凱旋(吹替版)

 

目次

 

あらすじ・伝説誕生

インドにある大河にて、何者からか逃げる、赤子を抱いた母。母は水に沈み溺れるが、両手に抱いた赤子を水面に掲げ、シヴァ神に子供の命を救ってくれと叫び願う。

子供は近くの村の裕福な女性に保護され、やがて大きくなり村一番の力持ちになった。村の端を流れる大河には大滝があり、いつか大滝を登ることを夢見る。大男へと成長したバーフバリは滝から流れ着いた木の仮面を持ち、遂に単独で大滝を登りきった。そして仮面の持ち主、渓谷の上に住まう娘と恋に落ちる。

娘の巻き込まれている争いにバーフバリは挑み、ある巨大な国へ侵入し王子の首を跳ねる。王子の護衛(カッタッパ)はバーフバリの因縁の過去を明かすのであった。

 

バーフバリの父はその大国の皇太子(初代バーフバリ)であった。兄弟と王座を巡り戦争の勝者を争う。心優しい皇太子は見事に認められ、次期王として崇められるのであった。

 

あらすじ・王の凱旋

次期王として母から修行の旅を命ぜられた皇太子。旅の途中で異国の王女に恋をする。しかしそれを耳にした兄が王女を我が物にしようとする。兄は政的実権を持つ母を騙し王女に婚姻を申し込むが、王女の意思は揺るがなかった。

王女を自国へ連れ帰った初代バーフバリは母の前で王座と引き換えに王女と結婚することを誓う。これにより兄が王座につくのであった。

しかし初代バーフバリは民からの厚い信頼を得ており、王座につく兄を誰も祝うことはなかった。兄は初代バーフバリを憎み、カッタッパに初代バーフバリの暗殺を命じる。幼少期より王家兄弟を育てたカッタッパはこれを拒むが、母が初代バーフバリを暗殺すると仄めかし始め、やむなくこれを引き受ける。

カッタッパは苦渋の末、暗殺に成功するが、初代バーフバリの亡骸を更に破壊しながら高笑いする兄に暗殺計画の全貌を打ち明けられ、自らの罪、王家母、兄の罪を激しく思う。

カッタッパは母の前で断罪を迫るが兄の狂気は収まらず、母と初代バーフバリの子(現バーフバリ)を殺そうとする。

母は逃げ、あの大河で溺れ死ぬのであった。

 

カッタッパより過去を知ったバーフバリは、父の代わりに復讐を誓う。恋人の所属する反国組織と共に王国へ攻め入り、決死の戦闘の末、勝利する。

そしてバーフバリは、王座へ着くのであった。

 

ネタバレ感想

あらすじ以上にネタバレしますよ!

バーフバリ伝説誕生、王の凱旋。一言で言うと死ぬほど面白い映画でした。

 

インド映画、クソ長い

まずわたくしが何より思ったのは、インド映画、長い。

もう、長い。とにかく長い。5分で済む説明に2時間かけようとする。1分で済む男女のあのシーンに10分かけたりする。とにかく時間配分がインドタイムってやつ。

そんな感じで前編をダラダラ観ていたもんだから2日かかった。

歌も踊りもインド映画として大事なんだけど、それ、なんか意味あるか!?みたいなキャラ出て来たり、あれ?違う世界に急に・・・急に・・・あれ!?みたいなことが多くて世界感やはりインド規格だと思いました。

しかし不思議なことに、この映画はそれが後々響いてきます。

最初の退屈さが無くてはならない大事なものだということに、カッタッパがスライディング土下座しているあたりにハッと気づくのです。

 

むしろこっちが主人公。カッタッパ

バーフバリはおヒゲがセクシー、筋骨隆々な爽やか青年(見た目はどう見てもおじさん)、タイトルに相応しい存在感、絶対的な正義、豪快さ、優しさ、男前さ、勇気、力、笑顔、色気、それからもうとにかくどのキャラクターよりもいい男なのです。わき毛剃っているし。

しかし。しかし後編まで行くとどう考えてもこの映画の1番の主役はバーフバリではなく、カッタッパなのです。

カッタッパは代々王家に使えるじいや。王家に忠誠を誓う大変忠実な王のしもべなのだけども、カッタッパはもうそれはとにかく物語の中心にいるのです。カッタッパを中心に物語が動いていると言っても過言ではない。

カッタッパはハゲたカール白ひげジジイだけども、めちゃくちゃ忠実でめちゃくちゃバーフバリが好きなの。身分の差があるにも関わらず、バーフバリを時に叱り時に褒め、時に助け助けられ、バーフバリの祖父であり兄であり親友でありただのジジイでもあるの。

カッタッパの初代バーフバリ(現バーフバリよりも男前でヒゲが濃い)を見る目がハートになっているのもすごい。すごい演技力。え?人間の目ってハートになるん?って思ったよね。そしてジジイがおじさんを見て目をハートにさせていても、カッタッパの忠誠心があるから何も不思議じゃないのです。

 

前編の歌と踊りとすごい雑なCGとディズニーのパクリみたいな演出でうんざりしていたのですが、カッタッパが

裏切り者は、私だあぁああぁぁぁ!!!!

ズゴゴゴーーーーーーン!!!

ってなったあたりから、もう私はこの映画の虜になりました。そりゃもう。

 

個人的に一番好きなシーンがカッタッパと初代バーフバリが身分を隠して旅に出るってところがめっちゃ面白かった。古典的コントみたいな。王女の兄がポンコツ過ぎるのも古き良きお笑いが好きな私は超笑いました。

あの辺のみんな大好き!

 

くそみたいなラスボス兄

兄、最悪の悪役、ラスボスなんだけど、めちゃせこい。姑息。陰湿。スネ夫どころの騒ぎじゃない。何もしねえ、こいつ。

片麻痺の父が悪知恵働かせてバーフバリを破滅へと導くのだけども、働くのは父ばかり。兄は何もしない。ニヤニヤしてるだけ。戦争以外でまじこいつ何もしねえ。ただ肩甲骨動かして筋肉自慢しているだけなの。肩甲骨がすごい動くんだよ!ってシーン2回もあるんだよ。信じられる?

だからもう、本当にムカつく。もうね、本当にムカつくの、とにかく。

バーフバリとだって対決せずにあのカッタッパに殺させるっていう・・・クズ中のクズ。

かと思いきやバーフバリと戦う時にはちゃんと苦戦させるから、腕っ節はあるようなのです。だからつまり・・・ただのナマケモノ?

兄はもうね、なんだろ、何もしないよ、ほんと。バーフバリをかっこよく見せるためだけに存在するって感じ。

 

王家の母、目の曇りっぷりがえげつない

王家の母が政権を握っており、これがまた強いオンナ〜って感じで家来をボコボコにするのです。子供が小さい頃はそりゃもう強い母で女王でこの人に任せていればこの国も安泰やぁ〜って感じだったのだけど、バーフバリを王様にすると決めてから母の判断能力がどんどんダメになって行く。

その落ちぶれっぷりがすごい。実の子に騙されまくった挙句に殺されている。何つうか、えげつない。残酷。

でも実際、自分が正しい判断をいつも下せるとも限らないんだよね。ある時は全く正しい答えを出せたとしても、それ以降は失敗しまくって人生ダメになってしまうとかね。過去の栄光ってやつですよ。人間だったら、よくあることなのかもしれない。

そして強く清く、正しい母は、やはり人間だったと言う表現が残酷なまでに描かれている。母の苦悩はライトに描写されているけど、これをリアルに描くとバーフバリもカッタッパも死ぬほどどうでもよくなってしまうしね。母の扱いは本当に丁度良かった。

 

バーフバリの彼女

現バーフバリの彼女、めちゃくちゃどうでもいい。

冬山のワープ一体・・・?

 

世界を意識したインド映画らしい

バーフバリ伝説誕生・王の凱旋はどうも世界を意識して作られたインド映画だそうで。インド映画ならいつもしつこくて嫌になる程延々と続くミュージカルシーンがかなりライトにカットされているんだって。

後キスシーンとかちょっとエッチな描写もあって、インド映画としてはかなり画期的なんだとか。

ちょっとエッチな描写は「ちょっと」止まりなので女子な私はドキドキしたよ!

ちょっとって言うか、なんてエッチなシーンなんだ・・・((((;゚Д゚)))))))と思った。

まあ、男性からしてみれば大したことなさそうなんだけど・・・。

 

バーフバリ伝説誕生・王の凱旋は世界観こそインドなのだけど、ストーリー的にはヨーロッパのRPGみたいな感じですごく引き込まれました。

全部がパーフェクトに素晴らしい映画だ〜!!ってわけじゃなくて、節々クドかったり、CGがちゃっちかったり、なんか急にワープしたりとB級な感じがあるのもすごく好きになりました。

何よりカッタッパがもう最高に良い。推しです。

みんなカッタッパ見て!何なら早送りして良いから!

バーフバリ面白かったよ!ありがとうございました。