めぐろうらいふ

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クライマーの疲労回復。足の深部の疲れにお灸がオススメ。自分でできる、お灸の安全な据え方。

ボルダリングやクライミングはどうしても足の握力を使うために運動後は足の内部の筋肉の疲労が残ります。

疲労を残すことは次の練習が上手く出来なかったり、障害につながる原因です。

マッサージやお風呂、ストレッチなど疲労回復に効果的なものはありますが、握る筋肉はかなり深部にあるため、足の握力を行う筋肉をじかにほぐすのは困難です。

深部の筋肉に直接アプローチする方法は、低周波や超音波、鍼などがありますが、どれも専門的で自分で行うことができません。

そこで簡単にできるセルフケアとしてお灸がオススメです。

お灸は通販やドラッグストアの湿布コーナーでも販売されています。

 

今回はお灸と、クライミングによる足の疲労回復のためのツボ、使い方をご紹介します。

 

*注:

めぐロンは鍼灸師免許を持っています。詳細は「このサイトについて めぐロンとは」をご覧ください!!

 

もくじ

 

お灸とその種類

「お灸を据える(すえる)」というと、あつーい、いたーい、お仕置きのようなイメージがありますが(笑)

お灸は疲労回復やちょっとした体調不良の治療として優れた民間療法です。

お灸によって熱が入ることで血行が良くなり、その部分と周辺の回復力が高まります。

また種類によってはしっかりと火傷を作るほど熱いものもありますが、火傷を治す力を働かせることで重い病気の慢性期の治療を行うこともあります。

 

もぐさ

温灸艾(おんきゅう もぐさ):亀艾(かめもぐさ) 【ウチダ和漢薬】

元々のお灸はヨモギを乾燥さえた「もぐさ」を、ひねってまとめ、肌の上で燃やすという技法です。

もぐさは市販されていますが、肌の上で直接燃やすために火傷ができてしまいます。

またひねる動作自体にも技術が必要なため、一般的ではありません。

もぐさをひねるお灸は、米粒の大きさにまとめ、それを直接ツボの上に乗せて、線香で火をつけます。

火傷を作ることで身体が火傷を治そう働き出し、治癒力を高める技法です。

 

火を使わないお灸

火を使わないお灸 30コ入り

お灸は火をつけるため火傷することがあります。

火を扱うのは危険や面倒があり、煙も出るため不便を感じることもあります。

そこで火をつけずに温める、カイロのような効果のお灸が開発・販売されています。

 

磁力を使って血行を促すシールや磁力ネックレスのようなものも、広義にはこの仲間と言えます。

 

台座灸

長生灸 レギュラー 1000壮

もぐさは直接、肌に火をつけるため火傷してしまいますし、技術的に難しく、あまり普及しません。

そこでもぐさが肌につかないように、台座のようなものの上に紙で巻いたもぐさを乗せ、火をつけるという台座灸が作られました。台座の下がシールになっていて肌にくっつくため、火が落ちる心配がありません。

一般的な鍼灸治療も、現代ではこちらの方が多く使われています。

火をつけるので煙が出ますが、火傷ができにくく安全で扱いやすいお灸です。

お灸の熱さも種類によって強弱があり、自分に合った熱さを選ぶことができます。

 

良く効くお灸とは

火を使わないお灸はとても便利ですが、私はある程度の熱さがないと効き目を感じにくいと思います。

治療効果の高いお灸は、しっかりとほっ赤(温めたあと、肌が赤くなること)が出るものです。

慣れた人が行うなら、軽い火傷ができるくらいの熱さが最も効果的でしょう。

 

自宅でしっかりと疲労を治したいという目的であれば、台座灸がオススメです。

種類が多いので熱さの柔らかいものから試し、熱が足りなければより強いものに変えていくことができます。

 

お灸の熱さは皮膚の状態、体質によって個人差が激しく分れます。

皮下脂肪が多く、体が冷えやすい人はある程度しっかり熱があるもの、

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せんねん灸.オフ伊吹170点

 

皮下脂肪が少なく体が熱いことが多い人は熱がソフトなものを選ぶとよいでしょう。

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せんねん灸オフ ソフトきゅう 竹生島 150点入

 

クライミングによる足の疲れを取るツボとお灸の据え方

クライミングでは手足などいろいろな場所が疲れますが、中でもお灸に効果が期待できるのは足の握力を行う筋肉、屈筋や骨間筋です。

足の骨の間を埋めており、かなり深いところにあるためマッサージなどで刺激しにくい部分です。

お灸は熱が表皮から深部に浸透していくので、手の届かない筋肉に刺激を入れることができます。

 

足底の深部にアプローチするためのオススメのツボ

足底の深部に熱を届ける際のオススメのツボは「太衝」というツボです。

足の親指と人差し指の骨の間を、指からたどって行き、交わる手前のくぼみです。

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かなり凹んでいて力がない感じがします。

 

ではご紹介しました「せんねん灸 オフ」でお灸を据えて行きます。

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安全な台座灸の据え方

まず患部(ここでは足の甲)を露出し、汗などで濡れていたら拭き取り、乾いた状態にします。

汗をかいているときは引くまで待ち、しっかりと拭き取ってください。

 

まずツボを取ります。

指で親指と人差し指の骨をたどり、交わる手前の凹みです。

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ツボの位置は大体で構いません。

 

次にお灸です。

せんねん灸は1つ1つがコロコロと分れていて、扱いやすい台座灸です。

台座の下がシールになっているので、シールの台紙を剥がします。

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火をつけます。

ライターを持つ手の反対側の手に台座灸を貼り、火をつけます。

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ライターの火に触らないように注意します。

ターボライターだと火がつきやすく便利です。

ライターの火の先っぽにお灸が当たるようにすると点火しやすくなります。

 

 

お灸を貼ります。

火は上がりませんが中で燃えているため、台座以外の部分には触らないようにしましょう。

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台座灸は1分程度で燃え尽き、火が消えますが、その後に中の温熱成分が皮膚に染み込んで行きます。

十分な治療効果を出すため、お灸を取るのは完全に冷えてから取るようにしましょう。

お灸は3分程度で冷えて行きます。

 

燃え尽き後はこのような感じです。

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お灸の灰は風で飛んだりパラパラと落ちてしまいますので、そっと扱うようにしましょう。

使用後のお灸は消火を確認し、燃えるゴミとして捨てます。

 

お灸を据えた部分が赤くなっています。

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熱の感じ方は同じ人でも日によって違いがでるものです。

疲労や冷えが強いとお灸の熱をほとんど感じないことがあります。

強い疲れを感じていて、なおかつ熱を感じないようであれば、同じ場所にさらに1、2回お灸を行いましょう。

 

動画はこちらです。

 
 
 
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お灸の適応と注意点

ここはあくまで健康なクライマーが疲労回復にお灸をすることを前提として説明しておりますが、お灸には適応と注意があるためこちらにてご説明しておきます。

 

お灸の適応

・基礎疾患(病気・怪我)のない人

・感染の恐れがない人

・正常な皮膚の人

・自分で火の扱いを行うことができる人

 

お灸の注意

・火傷の可能性があるためリスクを感じる人は行わないこと

・必ず自分で行うこと(他人に行わないこと)

・火の取り扱いに注意すること

・煙が出るため換気をよく行うこと

・一度にたくさんの場所にお灸をしないこと

 

クライマーがお灸をするタイミング

お灸は回復力を上げる効果がありますが、一方で血行が良くなったりその部分に発疹ができることがあります。

そのためお灸はクライミングを終えた後、夜の寝る前など十分に休めるときに行うようにしましょう。可能であれば登らないレスト日にお灸をすることをお勧めします。

 

お灸は簡単で手軽な民間療法です。湿布や薬もいいですが、根本的に治癒力を上げるという効果があります。

疲れを早く治して、また元気に登りましょう!!

 

ありがとうございました( ´∀`)