めぐろうらいふ

クライミングへたくそ部の部長です。楽しいへたくそクライミングライフ。

怪我や病気でクライミングができなくなった。悲しみの向こう側にワクワクが待っている。今は悲しむ時なんだと思う。

怪我や病気でクライミングができなくなった時に落ち込んでどうしようもない気分になります。私はまさにそうでした。

でもその悲しさって、残念ながら?いつまでも続かなくて、何もしなくても自動的にやりたいことを見つけて何か始めたりします。そういうもんみたい。

今日はそんな話をします。

 

注意

落ち込んでいる時は人の意見を聞くと悲しみが強くなることがあります。

精神的に落ち込みが激しい方、うつ状態がひどい方はある程度回復してからご覧になってください。

 

もくじ

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私が今年経験している度重なる安静期間

今年は私にとって試練の年のようで、2度ほど安静期間がありました。

どちらも妊娠・流産で、1週間程度の強い抑うつ状態と1ヶ月程度の安静が必要でした。

辛かったのは強い抑うつで、簡単に言うと死にたかったです。

まあ、人間誰しもそんなくらいに悲しいことはあると思うので、すぐ死んでやりたいとか考えている私は全くもって弱い生き物なのですが、私にとってはそれくらい辛かったので仕方ないと思っています。

私の場合は環境が良く、仕事をしておらずストレスが少ない生活なので強いうつ症状は1週間程度で落ち着きました。

 

認められない自分の悲しみと焦燥感

私の場合は妊娠・流産でしたが怪我や病気などで同じように好きなことができなくなる方は多いと思います。

治癒のために安静が必要でじっとしていなければいけないのは大変辛いことです。

怪我や病気が発覚したこと自体にショックを受け、悲しい気持ちになります。

普通の生活もままならない状態であれば、常に不便を感じますし、思うように行動できないのはとても苦しいことです。

 

クライミングができない焦燥感

特にクライミングではトレーニングを怠ると体力・テクニック共に低下するので焦りも出て来ます。

仲間のクライマーは楽しそうに登っていて、どんどん強くなっているのに自分は安静にしていなければならず、置いていかれるような気がします。

まあ、私はもともとそんなに強くないんですけど(笑)

自分が設定していた目標を達成するめどが立たず、イライラしたり、悲しくなったり、気分の浮き沈みが激しくなったりしました。

 

悪い方向にどんどん考えてしまって、もうダメだ、なんて投げやりな気持ちになったりもします。

とても苦しいです。生きた心地がしないと言う感じでしょうか。

大げさかもしれないけど、私はそんな気分でした。

 

自分の悲しみを認められずに苦しんでしまう

私が抑うつ状態の時にとても苦しかったのは、今思えば悲しみを認められないことが原因だったと思っています。

あまりにショックで悲しい出来事を受け止めきれず、自分の状態を考えることができませんでした。

「落ち込んでいては家族も巻き込んでしまう」「明るく徹しなければ」「前を向かなければ」と考えていました。

しかし、そんなことは無理だったのだと思います。

私は精神的にも肉体的にも機能が低下した状態にも関わらず、自分の状態を無視して何かをしようとしていました。何かというのは、例えば家事とか、家族との会話とか、いつもやっていることです。

でもそんなことができるわけなかった。私は悲しかったのだから。

1週間程度時間が経って、悲しみがぼやけてくると、ああ、自分は悲しみを無視していたと気づきました。読んでいた本のおかげもありますが。

怪我や病気がショックだと、それを無視しようとしてしまいます。

自分のことを考えることができなくなってしまいます。

そのため私は必要以上に苦しんだと思います。

 

落ち込みが激しい時にやること・やらない方がいいこと

ショックなことがあって落ち込みが激しい時には、苦しさから逃れようと気が紛れることをしようとしてしまいますが、そのせいで余計に苦しくなることがあります。

この時に間違ったことをしてしまうと、余計に苦しくなったり、悪化したり、治りが遅くなります。

 

落ち込んだ時にやるべきこと

とても嫌なことですが、悲しいことがあったら、まずは悲しみを感じることが必要なのだと思いました。

悲しい。苦しい。まず、それを感じる。そして表現する。

泣く、わめく、叫ぶ、引きこもる、誰にも会わない。辛いことですが、気の済むように悲しみます。

ここでいたずらに行動に起こすと余計に苦しくなることがあります。

 

そして大切なのは、食べる、寝るなど生きる行為に集中すること。落ち込むと食欲が低下したり、寝つきが悪くなったりすることが多いです。

精神的なエネルギーが低下していると生きること自体が難しくなります。

普段当たり前にやっている食べる、寝る、清潔を維持するなどの普通の行為すら大変な作業です。

気を紛らわす何かよりも、食事、睡眠、風呂など、まずは生きる行為をきちんと行えることが大切です。

 

また、悲しい時には時間が経つのを待つことが必要です。

悲しみを感じていると、感情には抑揚があることに気づきます。

これ以上ないくらいに悲しい気持ちになって大泣きしていると、1時間くらいで疲れて泣き止んだりします。

そしてまた少し経つと思い出したようにまた悲しくなるなど、感情には起伏があります。

ずっと悲しい状態が延々と続く、ということはありません。

なぜなら人間は疲れるからです。

大きな悲しみの津波が襲ってきたとしても、数時間、数日、数週間、数ヶ月と時間が経つにつれ、悲しみは波になり、さざなみになり、やがて穏やかな海のようになります。

悲しみに暮れながら時間が経つことをただ待つのはとても辛いですが、時間は必ず悲しみを軽減させてくれます。

良くも悪くも、その大きな悲しみはいずれ変化していくのです。

 

うつ症状が強い方

お勤めの方は会社に行くことができたとしても、抑うつが強くとても苦しいのであればしばらくお休みすべきだと思います。

会社を休めない方もいると思いますが、何よりも大事なのはご自身です。

無理に会社に行ってしまったために、駅でホームに飛び込んでしまう人がいます。日本は会社を休まない文化があるので、そのせいで亡くなる方が後を絶ちません。

うつ状態にあるのなら、まずは何もせずじっとした方が回復が早くなります。

 

強い落ち込みがある方

それから個人的には、落ち込んだ時にSNSやインターネットを(内容によってはテレビも)見るのは精神状態を悪化させる原因になると感じます。

自分のことで精一杯なのに、他人の生活を見るような行為は避けた方が無難です。

 

人間には精神力と体力があり、個性がある

よく一般的に言われるのは体力の話ですが、私は人間には精神力もあると思います。

体力が低下すると人は病気になりやすくなりますが、精神力が低下すると生きる力が下がり、これもまた病気や怪我を悪化させる原因になると考えています。

そして体力も精神力も、人にはそれぞれ限界値があり、その値は人によって違います。

同じ物事でも経験した人によって、ダメージの量が違います。

例えるならば、出産の痛みは女性は耐えられるが、男性は耐えられない、という話がありますよね。

そのような感じで、どの程度耐えられるかは人によって全く違うのだと思います。

そしてその値は数字で表現できないし、本人にしか分かりません。

他人が「それくらいのことで」と言うことでも、本人には命を脅かすほどのダメージということもあるのです。

基準は自分ですから、自分が無理だ、と思ったらそれは無理なのです。

 

私は自分について、体力値も精神力値も平均より低い方であると思っています。活動限界が他の人に比べて早く、精神力も少ないためすぐに落ち込みます。

周りを観察していると、「やや低い」程度のようです。

他の人たちよりも劣っている(少ないという意味で)のは非常に残念ですが、自分の限界を知り認めることは、社会生活の上でとても重要なことですので、可能な限り自分にできることを無理なくやろうと思っています。

 

回復の兆しが見えたら

ショックの程度によって精神力の回復にはかかる時間が違います。

また体力と精神力は違う量である人もいて、先に体が元気になる人がいれば、先に心が元気になる人もいます。

怪我や病気にもよりますし、ショックな出来事の内容にもよるでしょう。

心が元気だったとしても体が追いついていないこともありますので注意が必要です。

 

人間は何もしなくても前を向いて生きる動物

久しぶりに強く落ち込んだので、いろんな発見がありました。

そして1つだけ理解できたと思うのは、何もしなくても自然に回復していくことです。

体ももちろんそうですが、心も自然に治って行きます。私はもともと健康だったので治癒が早かったように感じます。

 

クライミングは精神力を消耗する競技だと私は考えています。

健康であれば一晩で回復しますが、怪我や病気が伴うと時間がかかることもあるでしょう。

でも良くも悪くも、何もしなくても、練習しなくても、クライミングのことを忘れていても、なんだか自然に治って行きます。

クライミングから離れれば、落ちた体力を取り戻すために1からやり直しの練習ですが、なんと言いますか、それでも良いです。良いことだと思う。

1からやり直しなんて、なんだか素敵じゃありませんか。

最初のあのワクワクと、不思議と、驚きと、できないイライラと、全部を取り戻せるのなら、なんだかそれでも良いです。

強くなろう、強くなろうと考えていると、楽しさが良く分からなくなってしまいました。

クライミングしながら苦しむことがあったかもしれない。

本当は楽しいからやっていただけなのに。

だから、良いと思う。

こんな私も割と良いと思います(笑)

 

励ましになったかどうか分かりませんが、怪我や病気でショックを受けて落ち込んでいる方も、きっと何か素敵な発見があると思うんです。

だから自然に、力を抜いていれば良いと思います。

どうかお大事になさってくださいね。

ありがとうございました\(^o^)/